今年好きになったアイドルの話

 

小学生の頃から15年間アイドルオタクをしていて、 個人的に2019年が一番しんどい年でした。それまで全力で応援していた人たちに、立て続けに悲しいことが起きて、もう2020年は新しくなにかを好きになるのをよそう、落ち着いて、いま好きなものを好きでいられる距離で楽しもう。そう思ったはずの2019年年の瀬。

年が明けて1月にはもうSnow Manの沼に転がり落ちていました。嘘でしょ。

 

詳しい沼落ちは割愛しますが、2020年、Snow Man渡辺翔太くんのファンになりました。そしてこの1年間、めちゃくちゃ雑誌を買いました。そりゃあもう使った金額を計算するのが怖いくらい。いや、だって、Snow Manどんだけ雑誌出るん!?本屋で今日何の発売日だっけ…と呆然と立ち尽くしたことも1度や2度じゃありません…みんなお疲れ…。

アホほど購入した雑誌の中から特に好きだった記事をいくつか選んで、感想とともに今年1年間ですくすく育った渡辺くんへのバカデカ感情を書いてみました。一個人(しかもド新規)の感想なので解釈違い等ご容赦ください。あと本当にめちゃくちゃ長い(10000字インタビュー?)上に支離滅裂なので死ぬほどお暇なときにお読みください。

 

※インタビューの内容自体は基本意訳しています。雑誌名は全て明記しているので気になった方はバックナンバー等を調べてみてください。また、雑誌の内容と意味が変わらないように気をつけていますが、ここおかしいのでは?という部分があれば教えていただけると嬉しいです。

 

anan No.2186

「繊細な透明感と、妖艶。」

 

Snow Manにハマり担当も何も決まってない中、ananに渡辺くんがソロで載ってるらしいという情報をTwitterで得て本屋で立ち読みし、もし今後渡辺くんのファンになった時今これを買わなかったことを一生後悔する、この後悔を500円程度で防げるなら絶対に買うべき!!!と心の中のオタクが騒いだので即レジへGOした一冊。あの時の自分に全力で称賛を送りたい。

渡辺くんのインタビューをじっくりと読んだのはこれが初めてで、まず「先を見すぎることなくまずは目の前の一つ一つのお仕事にきちんと取り組む。自分のことよりグループを大きくすること、帰る場所を大きくすることが最優先」と話しているのに驚きました。デビュー直後にしては地に足つきすぎてない?27歳という年齢から考えると十分大人なのはわかっているんですが、それにしてもデビューできたことに対する驕りみたいなものが一切なくもう次を冷静に見据えているんだ、と思いました。

正直渡辺くんって見た目で誤解されやすいタイプだと思うんですよね。私も最初渡辺くんのこと顔は好きだけど中身はチャラそうだしオタクのこと嫌いそうだな…って偏見があったし(本当に正直)。でもこのインタビューを読んでこの人実は真面目で可愛らしい人なのかもしれない…!と感じて、それが今思えば沼の始まりだったのかもしれません。デビューしても浮かれてないって言った後「なんて言いながら来年急に調子乗ってたら面白いですけど(笑)」って照れ隠しするいじらしさもかわいいし…その上メンバーがいない1人の仕事はちょっと寂しいってそんな…さっきまで真面目なお話してたのに急に可愛いこと言う…しかも葉野菜のこと葉っぱって言うし…なにそれ可愛い………てかそもそもレーストップスこんなに似合う男性おる…?綺麗……(情緒生きてる?)お写真も本当に全部素敵で(というかもうananさんのはいつも素敵)、初めて買った雑誌がこれで良かったなって今でも本当に思います。

 

anan No.2198

「クールな共振」

 

伝説のゆり組ananですよ…………もうこんなのオタクが語るだけ野暮なんですけど(なぜ選んだ)、ゆり組がお互いのことを話している上にゆり組の対談まで載っているのでもうゆり組ハッピーセットです。なんなら4パターンも撮影していただいてるのでよくばりクォーターです。

渡辺くんてめちゃくちゃだてこじ推してる気がするんですけどこの時のインタからよく聞くようになった気がします。その前から言ってたらすみません。康二くんが1年かけて宮舘くんの心を溶かしているのをそばで幼馴染は見守りながら“いいぞ康二!”って見てたんだと思うとあまりのエモさに涙がちょちょぎれそう…。

質問コーナーではお互いの似ているところについて宮舘くんが「グループや作品に対してすごく情熱を持っているところ。冷静なのが僕で情熱的なのが翔太」と話していますが、私から見たら逆なイメージがあったので本人たちの認識はそっちなんだ!?って驚きもありました。宮舘くんは自分の中にある熱さを隠さないけど、渡辺くんはちょっと静かに装いません?知らんけど。これは色んな人の意見聞いてみたいです。

それと宮舘くんの身につけてるアイテムがいいなと思ったらこっそり真似をした上現場には着ていかずオフの日にこっそり楽しんでる渡辺くん意味わかんなくてキレそう。そんなかわいいことすな。好きになるだろうが。(もう手遅れ)

後今見返していて気付いたんですが、タイトルの「クールな共振」に合わせられているのか、衣装やセットがモノクロ・寒色に揃えられているんですね。ラストのピンクのバックも青み寄りのグレーっぽい色ですし。ゆり組って、タイトルの「クールな共振」にあるよう付かず離れず静かな距離感の中に優しくお互いをそっと置いているのかな、となんとなくの感覚で思っています。グループの仲の良さの秘訣を聞かれて「近づきすぎない、関与しすぎない」ことをあげるふたりだからこそ小さい頃から築けた距離感なんですよね、きっと。いわゆるわちゃわちゃ感や仲良し感はないけど、底のあたりできちんと手を握りあっているのがゆり組だと思っていますが、その空気感が綺麗に切り取られたお写真とインタビューだな…としみじみ感動しました。ananはバックナンバーを置いている書店も多いので、まだ見たことのない方には是非見ていただきたいです。

一緒に曲を作りたいと言っている宮舘くんの夢はマジで叶えてほしい。大マジ。

 

 

日経ヘルス 8月号

 

ここからはコロナ自粛明けのインタビューです。多分私が渡辺くん×美容の記事に触れたのはこれが初めてでした。

1年前の記事は残念ながら読めていないのですが、1年前と同じルーティンを今も続けていると語った渡辺くんが印象的でした。渡辺くんの身綺麗さについて、何も知らないといい商品使ってるから・いろんな施術やってるからあんなに綺麗なんだってつい思っちゃうけど、ラジオで本人も美容で一番大事なのは根性と言うくらいひとつひとつ積み重ねることを大切にしているんだと思います。最初のananとも繋がりますね。渡辺くんってわかりやすいくらい性格が一貫してるから雑誌でのコメントにブレがない。

というかそもそも渡辺くんってすーっごく努力家なんですよね。そしてガッツリ体育会系。それスノの対決では「なんかノリでやってんのに勝っちゃってスンマセンw」的な感じだけど。過去の映像で先輩に無茶振りされたときとりあえず「はい!」ってデカい声出してるのとかめっちゃ野球部じゃん。常に足肩幅に開いて立ってるのとかめっちゃバスケ部じゃん(関係なくない?)。とにかく、ゆり組ananでも触れましたが内に秘めてる熱さを表に出る直前で覚ましてるだけでめちゃくちゃ努力家で熱くて根性の人だと思います。まぁデビュー魂挨拶で「Snow Manデビューできないって声に否定できる自信がなかった」と言ってた通り表に出す環境にいられなかっただけなのかもしれないですが。美容も元々は人に見られるお仕事だからと始めたことだし、ボイトレもずっと続けるみたいですし、勿論ジャニーズも。自分で決めたことに対して努力し続けられる人って本当に素敵だなと思います。てかそもそもジャニーズ続けられなかったら何も続けられないと思ってしがみつけられるのが真面目ド根性だよこの世にいくらでもジャニーズより楽な仕事あるよきっと…。

また、オタクが散々美容YouTuberやれよ(とまでは言ってないけど)って言ってたのに対する渡辺くんの見解も聞けて嬉しかったです。実際に撮影をしたこと、その上で自分の中で違和感があったからあげなかったこと。その違和感が何なのかはわかりませんが、きっとわかったらまた伝えてくれると思うので楽しみに待ちたいと思います。

 

そしてインタビューもなんですが、日経ヘルスさん公式Twitterで取材時のお話をしてくださっていて、中でもこのツイートがお気に入りです。

 

 

反省が早い。好き。渡辺くんは自分がやったことに対する反省がいつも爆速ですよね。しかもすぐ言う(これは何でも)。それスノでも放送中に「今日は駄目だったな〜」とかよく言ってるイメージあります。そして反省点・感じたことは次回の収録ですぐ試す。PDCAサイクルがマジで早いんですよ。そりゃバラエティだって音速で成長するわ!こんなんジャニーズじゃなくても絶対できる社会人でエリートコースじゃん!そんな人がジャニーズに必死に食らいついてるのが好きなんですよね、オタクって。わかる。

 

STAGE navi vol.46

 

これもゆり組でのインタビュー。年末の雑誌で本人たちも話していた通り今年1年メディアでのゆり組セット扱いが沢山あってオタクは心をかき乱されてばかりでした(笑)。

このインタビューでは自粛中に感じたこと、考えたことを結構深く細かく話してくれています。自粛中に読んだ本のタイトルにそこから感じたこと、バラエティーでの変化を話してくれるようになったのもこの辺からだったと思います。ぶっちゃけこの時期から渡辺くんのインタビュー面白いなって思い始めた人多いと思う!私もそう!

まず好きな部分は自粛明けすぐに映画滝沢歌舞伎の撮影に入ってからのお話。ジムに通って追い込んでいるという話から、他のメンバーが変態チックだから普通に見えるだけで自分も意外にやるタイプなんですって話してるんですけど、意外と俺もやるタイプなんですよ?って笑う人、好きなんですよ……森園億人先輩とか……(@帝一の國)。

渡辺くんはいつかの歌舞伎の公演の映像でも「春と言えばこのキツさだよなぁ!」みたいなこと言ってましたし、パフォーマンスもギリギリになればなる程アドレナリンが出てきて力振り絞るタイプなんだと思っています。デビュー魂のStoriesなんてまさにそうですよね。振り絞るような落ちサビに何度も泣きそうになりました。良くも悪くも渡辺くんはジャニーズを仕事だと割り切っているイメージがあって、仕事だと捉えているからこそいつでも自分を追い込み全力で舞台に立ち、今の歌もダンスもキレキレな渡辺くんが出来上がったのだと思うとそのプロ意識にはひれ伏すばかりです。日経ヘルスの時も触れましたがボイトレも美容も楽しみながらとはいえお仕事のためにお休みの時間を使って続けているわけですからね。

今の渡辺くんはそこに加えてお仕事に対して「楽しい」の気持ちが増えたなと思うのですが(ここについて細かくは後から触れます)、本人にとって努力ってそれ以前の当たり前のことなんだろうな~と思っていて。楽しいが増えてもそこが変わらないところ、楽しいが努力の上に成り立ってることを知ってる渡辺くんが好きだし、それを知っている渡辺くんはこれからもっと素敵なアイドルになるんだろうな............。

 

 

stage fan vol.8

目黒くん、宮舘くんと「パフォーマンス」についてのインタビュー。めめなべとゆり組が好きな私のための組み合わせすぎて掲載発表されたときは思わず泣きました。

ここで渡辺くんは「アイドルは素の部分や不得手な部分を見せることもあって振れ幅が広い、だから自分はパフォーマーというよりアイドルという言葉が合ってる」と話しているのが印象的でした。渡辺くんってめちゃくちゃかっこいいじゃないですか(突然)。そしてさっき触れた通り努力を惜しまない人です。人ってどうしても成長するにつれて未成熟なものを見せるのが恥ずかしくなりやすいと思うんです。ダサいのってカッコ悪い、みたいな。渡辺くんの素敵なところはかっこいい人でかっこよくありたいはずなのにその過程のダサい部分も見せてくれるところ、そうすることでこちら側のダサい部分やカッコ悪い部分も肯定してくれるところだと思います。

渡辺くんはラジオでメールを読みながらこの人はこういう方なのかな?とその人のバックボーンを考えながらお話をしている印象があるように、その人の後ろ側にあるものを考えられる人なのかなと思っています。例えて言うなら、渡辺くんはリクルートスーツが好きな話をたまにしていますが、よく話を聞くとスーツを着ている背景を想像して応援したくなるということなんですよね。きっと渡辺くん自身にもできたこと、できなかったことがあって、それをきちんと受け止めているから、他の人のできなかったことにも寄り添えるしできたことには素直な賞賛が送れる。バラエティでメンバーにやいのやいのイチャモンつけてますがラジオや雑誌ではいつも素直にメンバーのことも褒めてますしね。なべさくらじらーで佐久間くんの好きなところをスラスラと挙げる渡辺くん本当に好きでした…。

 話はちょっとそれた気がしますが、渡辺くんが得意じゃない部分を見せることもアイドルとしてあっていいんじゃないかと思うようになったところ、そしてそのことを「変わった」じゃなくて「増した」と表してくれたところが好きでした。

後バラエティではかっこいいとかいらないって振りきれる理由がそもそも歌って踊るパフォーマンスでかっこいいは見せることができるって自負してるからなの、しんどくないですか?わたしはしんどいです。歌って踊ることでかっこいいと思ってもらえる自信がある、そこまで持っていくことができると思ってる自担カッケ〜〜〜〜〜最高〜〜〜〜〜〜〜!!

それと、滝沢歌舞伎のMyFriendでソロで歌うことに対する去年と今の感情の変化を話してくれていますが、2020年渡辺くんが得たものは圧倒的に「自信」だと思うんですよね。そしてその自信が何故ついたのかというとそれまでの十何年に匹敵するくらいの濃さの経験値をこの1年の環境の変化で得られたこと、と話しています。そこからとにかく動くこと、やることが大事だと話していて、なんかほんと、全部繋がってるんだな〜〜。

デビューをきっかけに沢山の経験を積んで、そこで行動に移すことが大事だと学んで、それをとにかく実践してPDCAサイクル回しまくってる(またその話する)渡辺くん本当にかっこいいです。 

 

MAQUIA 9月号

 

ついに渡辺くんが美容雑誌に単独掲載!しかも付録が渡辺くん御用達のMiMC!と盛り上がったのがもう懐かしいですね。ここから続く女性誌ラッシュで感じたこと、主にMAQUIAがきっかけでそうなのかな?と思ったことが多いです。

渡辺さんって対他人、対物に関しては自分の意見をはっきりいう人だと思っていますが、対自分になると自分の意思というよりは人からどう見られているか・人に言われたことを結構気にしてる印象があります。そして自己評価が意外と低め。

例えば肌は褒められるから維持したいということや美容キャラがつくまでは個性がないことが悩みだったという話はMAQUIAでも他のところでもよく聞きますよね。そんな渡辺くんは「綺麗になることで気持ちも前向きになれる。外側を磨くことで内面を変えるモチベーションにもなるんじゃないかな」とも話していて、美容は渡辺くんにとって自尊心を高める行為なのかなぁと感じました。それって自分で稼いだお金と時間をきちんと自分に投資することで得られる喜びを感じてるのかなと思うと、めっちゃ人間くさくていいなと思います。渡辺くん、めっちゃ人間くさいですよね。自分が努力したことによって他の人から声をかけてもらえるようになって、自信に繋がる。渡辺くんにとって美容はアイドルのキャラ付けとしてももちろんですが本人の心持ち的にすごく大切な存在なんだろうな、と思っています。これからも渡辺くんが楽しく美容を発信できるといいなあ。

 

 

 

POTATO 11月号

 

連載コーナーの君の知らないSnow Manが本当に好きで…。担当のガチの仕事の悩みをリアルタイムで相談されたこと、ありますか?私はあります。

ジャニーズという特異な立ち位置だから美容マニアという今のキャラを買ってもらえているけど、ジャニーズという立場だからこそ言えないこともあって、そこで次のステージに上がるにはどうしたらいいのか…。こんなガチな悩みを紙面でファンに対して話すタレント初めて見ました(褒めてる)。美容キャラがウケてる要因も冷静に分析しているし、自分が伝えたい芯もきっちりある。仕事が増えて恵まれている環境にいることも全てわかった上での悩みです。あまりにも素直で、正直で、びっくりと同時に愛おしさで爆発しそうでした。ぶっちゃけ相談されたオタクだってどうしたらいいのかわからなかったよ、ごめん(笑)。結局話したことで難しく考えていたのかもしれない、と自身で前を向いていますが、今話したいことでファンに対してこんな赤裸々に話してくれる渡辺くん、やっぱり好きだな〜〜!!

当の本人は冗談まじりに「オレ結構真面目でいいやつじゃね?(笑)」って言ってますけどそうだよ…真面目でいいやつなんだよ君は…そしてそれをちょっと冗談ぽく言うな……好きになるやろうが……(もう手遅れ)。雑誌側さんにも「真面目さゆえに悩んでいることとは?」って書かれてるし普通に真面目だってバレてるよ!もう!この真面目に話したあとちょっと照れ隠しで茶化すのは渡辺くんの常套手段なんですがやるたび好きになるのでやめてほしいです。嘘もっとやって。

そして何より最高だったのが、自分が勝手に施術名や商品名を言えないと思ってるだけで本当は言っていいのかな?今度言ってみようかな?と話していたこの雑誌が発売された数日後のメレンゲの気持ちで「ヒアルとかボトックスやってるんですよ」って言ったんですよね。マジで笑った。秒速。思い立ったが吉日がすぎる。大好き。即実行をここでも発揮しています。

 

ちなみに次の号ではラウールくんが、いつもしょっぴーは自分のことを話さないから、とラウールくんから見た渡辺くんのお話をしていて、それも大好きです。確かに渡辺くんって自分のことをあまり話さなくて(というかすのはみんな自分の話しない)、かつ自分が見た目でチャラいと思われがちなことに対して少し冷めた感じで諦めてる部分もある気がして。それをラウールくんや目黒くんが「しょっぴーって真面目でアツい人なんだよ!」ってさりげなくも声高に伝えてくれるので毎度何故か私が嬉しくて泣きそうになります(本当に何故?)。POTATOはどちらもまだDマガでバックナンバーが読めるので本当に読んで欲しいです。

 

月刊TVnavi 11月号

 

正直このテレナビの話がしたいがためにこのブログ書いてます。テレナビはこの前の2021年1月号でも渡辺くんのインタビューが載っててそれもとても素敵なので読んでみてください。今年だけでテレナビさんに対する信頼がぶち上がってます。

コロナ自粛明けから渡辺くんの雰囲気が変わったね、と相互さんと話していた答えが全部ここに書いてある気がします。ほんと〜〜にみんなに読んでほしい!!

「人生を楽しむことを覚えた」今年読んだ渡辺くんのインタビューで最も印象に残っている言葉です。私たちはそれなりに勉強や仕事をして、家に帰って家事をして、寝る前にテレビや動画をみたり好きなことをして。休みの日には友達に会ったり買い物に出掛けたり。毎日を当たり前に娯楽に囲まれて生活しています。私は新規なので想像でしか分かりませんが、予約のなかなか取れない焼肉屋と言われていた頃のSnow Manは1年でとてつもない量のステージをこなしていたと聞きます。いつデビューできるかわからない中、仕事だけはとどまることなく舞い込んできてがむしゃらに応える毎日。彼らはデビューまで息をつく時間がなかったんじゃないかな、と思っています。(デビュー前にゆっくり考え事ができる余裕があった時のことを考えるとそれはそれで怖いですが…)

毎日の家事の中でちょっとした挑戦や失敗をしたり、時間に余裕のある中で新しい趣味を見つけてみたり、私たちにとって当たり前なことが彼らには当たり前ではなくて、彼がそんな当たり前を手に入れたのが今年のコロナ自粛だったのかもしれません。これについてはAKB48峯岸みなみさんも自身のエッセイにて似たようなことを書かれています。このエッセイも面白いのでご興味があれば読んでみてください。

 

mirror.asahi.com

 

渡辺くんはコロナ自粛で電話等のコミュニケーションは取ってたとしてもゆっくり一人でいる時間ができたことで、MAQUIAのところでも触れた周りから見た目っていうのが1回取っ払えたのかなぁとぼんやり感じています。アイドルは常に誰かのために頑張る存在で、その上ジュニアは前に立つ人をいい意味で引き立てる存在でないといけない。そんな環境で常に誰かのために動いて人の目を気にしていた渡辺くんが、何もせず自分のために毎日を送って楽しみを見つけて。そして自粛明けのタイミングでずっと続けてきた美容関係の仕事が増えたりバラエティで結果が出たりしたのもすごく本人的によかったのかな。ゆっくり一人の時間を過ごして自分と向き合えたあとで自分の努力が形になっていくのがまじまじと見えて、それも本人にとってどんどんプラスに動いていったのかなぁと思いました。コロナ禍で人生を楽しむこと、生きていること自体の楽しさに触れた渡辺くんのこれからが、明るく楽しさに満ち溢れているであろうことがすごく幸せです。なんてったって推しの幸せはオタクの幸せなので。

 

それと、渡辺くんと佐久間くんって最近2人でいる時の雰囲気がすごくいい感じだなって思っていて。これは私の想像ですが、渡辺くんと佐久間くんって「楽しい」でステージに立ってる人と「仕事」でステージに立ってる人でお互い尊敬してたけどどこか別の人種だって思ってたのが(佐久間くんは元々仕事の面も持ってた)、今渡辺くんが楽しいが解るようになってグッと距離が近づいて同じ景色が見えるようになったのかな、と思っています。真剣に楽しむ、と言うことを体現しているのがこの2人なのかな、と。勿論お仕事に対するスタンスは何が正解なんてないのは当たり前ですが。

この号は佐久間くんが渡辺くんに触れているところもすごく素敵で、渡辺くんがキッシンMVの自分を自画自賛して謙虚を捨てたから(笑)って話してるところで「謙虚じゃなくて遠慮だよね、捨てたのは」と言ってくれていて。渡辺くんの個人インタビューでも佐久間くんに「翔太は前は“仕事は仕事”って割り切ってたけど最近は楽しんでるよね」って言われた話をしています。自分の心境の変化に気づいてそれをちゃんと口に出して伝えてくれるメンバーがいること。先程のラウールくんや目黒くんもそうですが、とても素敵な仲間に囲まれているんだなと思うとグループまるっと愛おしくなります。佐久間くんは〇〇ってこうだよねっていろんなメンバーに満遍なく声をかけてくれている印象があります。愛を伝えることに躊躇のない佐久間くんのおかげで私たちはいつも本人たちが当たり前だと思っている当たり前じゃないことに気づけるのでどれだけ感謝してもしきれないです。

 

 

番外編

TVガイドPLUS vol.38 

 

これもう完全にオモロ枠で申し訳ないんですけど!本当に最高だったので!!笑

宮舘くん佐久間くんと新生ゆり組としてヤンチャをテーマに対談。以前からTwitter等で見かけていた、中学の頃3年間ずっとキティサン通学だったとか上履きに画鋲つけて音鳴らして歩いてたとか自転車に反射板つけまくって光らせてたとか面白すぎる渡辺くんのイキリエピソードが全部!!!ここで!!!!ソース回 収できます!!!!宮舘くんがランドセルジャンケンで負けて全員分のランドセル持ってた時に元レディースのお母様にやり返せ!って言われてランドセルぶん投げた話も出典ここです。2ページに渡ってインタビューが載ってるんですけどずーっと面白いです。意味がわからなくて。

ふたりのヤンチャ話にヤバ(笑)って笑ってる学生時代陰キャだった佐久間くんがいまや渡辺くんをしょっぴー♡ってイジってるんだから人生って何が起こるかわからないですね…。私も近所の本屋の一つで偶然見つけて即購入したものなのでバックナンバーがあるのか不明なのですが、見つけた際にはぜひ手に取ってみてください。

 

 

色々話しましたが結局のところ渡辺くんの一番好きなところは素直さです。その瞬間ごとに思ってることが顔にすぐ出るし口にも出す。見てる方がこうなのかな?と思った答え合わせが俊速。強気な目標も反省も悩みも包み隠さずに話してくれるところが好きです。でも一番奥に秘めてる熱さや葛藤や、本当の一番底の部分は誰にも見せていないような気もして、そこがすごく不思議な人だなぁとまた渡辺くんに吸い込まれていってます。底なし沼です(笑)。

そう、私はいまだに渡辺くんのことが全然わかりません。感想なんていい風に書いたけど私が雑誌やラジオから勝手に読み取った解釈でしかないしそれが間違っている可能性だって多いにあります。私は彼の本心は知らないしファンに対して何を見せるかをどれだけ意識してるかも知りません。でも、私たちに対してこの記事に書いたような面を見せてくれている彼が好きです。本当は見せてない部分が沢山あったとしても構わなくて、私は私に見えている範囲を愛せていればそれでいいと思っています。これはきっとアイドルとファンの関係性だけじゃなくて友人や家族、全ての関係性に対してそうなんじゃないかな。

だから例えば今後今の自分の中の渡辺くん像とアイドルとしてこちらに見せてくれる渡辺くんの姿が違ったときに、自分の理想を押し付けるようなファンではいたくない。今まで見えてなかった本当が見えたことを裏切りだと受け取らないでいたいな、と思います。

 

今年渡辺くんを好きになってから、ジュニア時代からのファンの方のブログを読んだり古本屋で過去の記事を漁ったり相互さんにこんなこと言ってたよって教えてもらったりしてジュニア時代の渡辺くんのことを知りました。逆に言えばそういう情報でしか過去の渡辺くんを知りません。けど、それでもわかるくらい渡辺くんは数年前と今でお仕事に対する意識が違うと思います(これに関しては本人も何度も言っています)。どちらがいい悪いとか正解不正解はもちろんありません。

今の渡辺くんは以前の渡辺くんとは少し違うかもしれません。ただ、昔の渡辺くんがいて、いろんな人やステージとの縁を吸収して今の渡辺くんがある。人って変化があっても結局はひとつづきだと思うし、生まれた時からずっと新しい渡辺くんが形成され続けていて、今もその途中なんだと思います。デビューして1年でこれだけ変化があった渡辺くんだから、これからも沢山のことを吸収して感じたことをその都度馬鹿正直にインタビューで話してくれると思うと、未来が楽しみでなりません。そんな永遠に確変期の渡辺くんを好きになれたことが、2020年一番ハッピーな出来事です。新規のお花畑な言い訳かも知れませんが(笑)。

 

人は変わります。それは当たり前のことです。私も少なからず変化を遂げながらここまで生きてきたし、応援しているアイドルの変化も見てきました。受け入れられることもあれば、すぐには気持ちの整理がつかないことも多々ありました。自分に都合の悪い変化をした相手を非難するのは簡単です。けれどアイドルも人間なんだから思ってることが変わることなんてざらにあって、あとからあの時は…って気持ちが振り返れるようになることもあって。好きな人に変化があった時、何かの決断をした時、石を投げるんじゃなく花を贈れるファンでありたい。最近はそう思って応援をしています。

 

2021年の渡辺くんにも沢山の花が贈れますように。